「営業力がないと女風セラピストは生き残れない」
そんな言葉を聞いたことがある人は多いだろう。
でも正直、新人の段階で「営業頑張れ!」と言われても、どう動けばいいかわからない。
- Xで毎日自撮りをあげても反応ゼロ。
- 写メ日記を書いても誰も見ていない。
- DMを送っても返事すら来ない。
- 心が折れる前に「私、向いてないのかも」と諦めたくなる。
でも安心していい。
営業をゴリゴリやらなくても、予約が自然に舞い込む仕組みを作ることはできる。
この記事では、そのためのロードマップを一から整理する。
女風講習ゆっくり解説
真の競合は隣のセラピストじゃない

新人女風セラピストが最初にぶつかる壁は「競合」だ。
でもその競合は、隣のセラピだけじゃない。
実はお客様の心理的な壁や、同じ目的を果たす他サービスも立派なライバルになる。
この記事では、プロダクト競合・インサイト競合・メソッド競合という3つの敵を徹底解説し、それぞれを突破する具体的戦略を示す。
① プロダクト競合:同じ土俵のライバルをどう見るか
多くの新人セラピが最初に意識するのが「プロダクト競合」、つまり同じお店や他店のセラピストだ。
- プロフィール写真の仕上がり
- 料金設定
- 在籍歴
- レビュー数
- ランキング
数字や見た目の比較で自分が劣っていると感じ、「もう勝負にならない」と落ち込みやすい。
でもここに大きな誤解がある。
お客様は「セラピスト全員を細かく比較している」わけではない。実際、店舗サイトを隅々まで読んでから予約する人は少数派だ。
多くの人は「なんとなく目に入った人」「安心できそうな人」を直感的に選ぶ。恋愛に例えるなら「同じ合コンに参加している他の男子」。
自分だけが見られているわけじゃなく、同じテーブルで誰を選ぶかが競われている状態だ。
さらに裏事情を言えば、ランキング上位のセラピはリピーターで埋まりがち。新規が取りづらいことも多い。
逆に新人は「初めましての人専門」で気軽に選ばれる余地がある。つまり、ライバルが強すぎるからこそ「新鮮なカード」として新人が選ばれるケースは意外と多いのだ。
👉 対策:
- 比較されにくいプロフィール設計(「外見スペック」ではなく「過ごし方のイメージ」を打ち出す)
- ランキングではなく「初めて枠」「お試し枠」で目立つ戦略
- 合コン的発想で「声をかけやすいキャラ」を演出する
② インサイト競合:お客様の心の壁を崩す

本当の敵は「他のセラピスト」ではなく、「お客様の心の中の壁」だ。
例えばこういう声を耳にしたことはないだろうか?
- 「女風に興味はあるけど、もし知り合いにバレたらどうしよう」
- 「写真はいいけど、会ったら怖い人だったら……」
- 「体型や年齢を気にされるんじゃないか」
- 「料金を払った後に追加を要求されたら嫌だ」
これは全部「インサイト競合」だ。商品(セラピスト)がどれだけ優れていても、心の中にある不安を取り除かないと予約は生まれない。
恋愛でいうなら、「好きかもしれないけど告白して断られたら恥ずかしい」みたいな心理と同じ。どれだけ相手を魅力的だと感じても、不安が上回れば一歩踏み出せない。
新人がつまずく典型的なパターンは「魅力のアピール」ばかりして「不安の除去」をしていないことだ。
例えば「優しいです」「丁寧にします」だけでは不安は消えない。
- 「秘密厳守」
- 「初回は軽めのコース推奨」
- 「料金は追加なしで安心」
といった明確な安心材料を提示して初めて壁が低くなる。
👉 対策:
- 恋愛でいう「大丈夫だよ」と言える余裕をプロフィールに仕込む
- 「不安リスト」を先回りして潰す(秘密厳守・明朗会計・初心者歓迎など)
- 写メ日記やSNSで「優しさの証拠」を積み上げる(体験談の引用など)
③ メソッド競合:同じ目的を叶える別の手段との戦い

お客様の目的は「癒し」「ときめき」「男性に大事にされる時間」。
でもそれを叶える手段は女風だけじゃない。
- ホストクラブでお姫様体験
- マッチングアプリで恋人探し
- レンタル彼氏でデート疑似体験
- 推し活でアイドルに癒される
これらは全部「メソッド競合」だ。女風はその中のひとつに過ぎない。
恋愛で例えるなら「彼女が欲しいけど、婚活アプリで探すか、合コンに行くか、友達の紹介を待つか」みたいな状況と同じだ。
ここで重要なのは、「女風ならではの強み」をはっきり示すこと。
例えば、
- ホストには「触れる安心感」がない。
- マッチングアプリは「付き合えるかどうか」の不確実性がある。
- 推し活は「物理的距離が近づかない」。
逆に女風は
- 「安全に」
- 「触れ合いながら」
- 「恋人気分を味わえる」
という独自の価値がある。
これを強調すれば、同じ目的の中でも「やっぱり女風を選びたい」と思わせることができる。
👉 対策:
- 「恋愛+身体的癒し」という組み合わせを前面に出す
- 他ジャンルとの比較をあえて打ち出し、「女風ならではの価値」を言語化する
- 「恋人未満、でもセフレ以上」という絶妙な距離感を武器にする
この3つの競合を理解しているかどうかで、新人セラピストのスタートダッシュは大きく変わる。
「隣のセラピスト」にばかり意識を奪われているうちは、本当の勝負の土俵にすら立てていない。
反対意見:営業は絶対必要じゃないの?

ここでよく出てくる反論を紹介しよう。
- 「営業しないと名前を覚えてもらえない」
- 確かに営業はゼロよりはプラス。
- でも、押し売りのような営業は逆効果になる。
- むしろ「自然に見つけてもらう」仕組みを作る方が持続する。
- 「リアルな口コミや紹介が最強」
- 口コミは強力。
- ただし新人はそもそも口コミが出ない。
- だからこそ、最初の入口をネットで作り、最初の体験を生み出す必要がある。
- 「ネット人気なんて一過性」
- 一過性で終わらせないために必要なのが“設計”。
- 単なるバズではなく、予約につながる導線を仕込むことが肝になる。
ネットでの実績がリアルを変える
新人セラピストにとって、最初の壁は「誰も知らない存在であること」。
だから、リアルで名刺を配っても効果が薄い。
一方で、SNSや写メ日記で「ネット上の実績」を作ると話は変わる。
例えば、Xで「#女風体験談」で検索してみてほしい。
口コミやスクショが一度出れば、それが半永久的に残り、24時間いつでも新規客が読むことになる。
リアル営業は一瞬の会話。でもネットはずっと残る。ここが最大の差だ。
実際のロードマップ:インバウンド予約を作る5ステップ

- 自己紹介は「スペック」ではなく「物語」で書く
- 恋愛マンガのキャラ紹介のように「どんな時間を過ごせるのか」を伝える
- 写メ日記に「初めてのお客様の感想」を抜粋(許可をもらって)掲載
- 「1日1ツイート」よりも「1件の確実なレビュー」を優先
- 料金不安には「明朗会計」で対処
- 恥ずかしさには「匿名利用OK」「秘密厳守」を強調
- 初回特典でハードルを下げる
- ホストやレンタル彼氏と違う「タッチのある癒し」を前面に
- 恋愛の疑似体験+スキンシップの安心感という独自の立ち位置を作る
- 「SNSで話題のセラピ」として店舗ページに実績を掲示
- 口コミスクショをプロフィールに貼る
- ランキングやレビュー数を「女風ユーザーへの証拠」として使う(=お客様に選ばれる理由になる)
意外な業界インサイト
- 指名がゼロの新人が8割
- ほとんどの新人セラピは最初の1〜2ヶ月で予約が途切れる。ここを突破できれば定着率が一気に上がる。
- SNS経由での予約が全体の4割を占める店舗もある
- つまり営業力ではなく、発信力と「見つけてもらえる導線」の方が重要。
- 「彼氏感」より「安心感」が新規獲得の決め手
- 恋愛のドキドキよりも「この人なら大丈夫」という信頼が選ばれる最大の理由になる。
まとめ:営業に疲れる前に仕組みを作れ

営業は「頑張る」ものではなく「仕組み化」するもの。
プロダクト競合・インサイト競合・メソッド競合の3つを理解し、ネット上で小さな実績を積み重ねれば、自然と予約は入ってくる。
新人セラピストが最初に作るべきは「営業トーク」ではなく「ネットでの証拠」。
恋愛に例えるなら、「必死に告白して空振りする」よりも「自然に相手の目に入り、気づいたら好かれていた」方が圧倒的に成功率は高い。
それこそが、営業を頑張らなくても予約が舞い込むインバウンドの力なのだ。

新人女風セラピストが最初に陥る勘違い3パターン
――最初に踏み抜く「3つの勘違い」と、そこから見える本当の武器――
新人セラピストの多くが、最初の数週間でつまずいて消えていく。
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