「障害者が性を語るのはタブー」——そんな空気に、そろそろ終止符を打たない?
視覚・聴覚・身体に障害を持つ女性たちが、自分の“性”をどう扱い、どう満たしていくか。
この記事では、女性用風俗(いわゆる女風)という選択肢を通じて、障害と欲望、現実と支援、そして法的・構造的な課題に冷静に切り込む。
「誰かが決めた“限界”を超えたい」
——そんな人にこそ読んでほしい、リアルで具体的なガイドライン。
女風ゆっくり解説
【障害者と女風】見なかったことにされてきた欲望への処方箋

正直、障害を持つ女性の性欲って、社会的には“なかったこと”にされがち。
目が見えない、耳が聞こえない、車椅子生活…身体的ハードルも高いけど、それ以上に厄介なのが「障害者に性欲なんてあるわけない」という、無意識の差別。空気っていうより、見えない壁。
でもさ、性欲って、生きてる限り当たり前に湧くものじゃん。
なのに、障害があるってだけでそれを押し殺させるって、もう暴力だよ。
「感じられない=意味がない」とでも思ってる?
脊髄損傷で下半身が麻痺してるYouTuber「現代のもののけ姫Maco」さんが言ってたけど、膣の感覚がなくても腹筋の動きとか、肌のふれあいとか、ちゃんと“満足感”ってあるのよ。
騎乗位できた喜びとか、攻める側になれた感覚とか、受動的な身体でも能動的な快楽は成立する。
性って「絶対これが正解」っていうフォーマットじゃないのよ。
皮膚感覚も、体の温度差も、他者とのやりとりも全部“性”の一部。
で? それを「意味ない」って切り捨てるつもり?
実は、性サービスを求めてる障害女性は多い

はい、数字の話をしよっか。
2019年の内閣府調査では、重度身体障害を持つ女性の約48%が「性に関する悩みを誰にも相談できない」と回答してる。
そして、同調査の自由記述欄では「異性との関わりを持ちたいが手段がない」「ラブホテルに行ってみたいけど方法がわからない」という声が複数見られた。
つまりね、
「求めてないんじゃなくて、アクセスできてない」
それだけの話。需要が可視化されてないのは、声を出す場所がないからってだけ。
女性向け障害者専門風俗?……ほぼ存在してない件
男性向けはね、多少はあるのよ。
視覚障害者専門の出張ホストとか、介護付きの性感マッサージとか。
でも女性向け?存在してる方が奇跡。
なぜかって?
- そもそも「女性が性を求める」こと自体が社会的に否定されてる
- 加えて障害者ってだけで「守られる存在」になっちゃう
この2つの壁が重なった結果、「女×障害×性」=超絶不可視。
市場がないんじゃない。見ようとしてないだけ。
反対意見:じゃあ、よくあるやつ並べるね
「そんなの危険でしょ。トラブル起きたらどうすんの?」
うん、それは正論。
じゃあ、健常者同士の性サービスにはトラブル起きてないの?って話。
障害があるかないかよりも、「どこまで事前に準備できるか」「互いのリスクをどう管理するか」っていう構造の話。
「健常者の男性セラピストが、障害者女性相手に優位に立つ構図ってどうなの?」
それも一理ある。だからこそ、
- 同意形成の手順を明文化する
- 事前カウンセリングを丁寧にする
- 必要なら第三者(家族・支援者)の同席をOKにする
…っていう仕組みでカバーするのがプロの仕事。
「女風が障害者ビジネス化するのはどうかと思う」
その感情も理解はする。
けど逆に聞きたいんだけど、障害者の性を無償の“福祉”で囲うべきっていうその発想、すごく上からじゃない?
「お金を払ってでも自分の性を選ぶ権利」って、健常者の特権なの?
違うでしょ。
利用時に必要な配慮:具体的に言うよ
▶ 車椅子ユーザーの場合

- ホテルの入り口に段差ない?
- 通路やトイレ、車椅子で動ける広さある?
- 介助者同伴OK?セラピストが軽いサポートできる?
- シャワー、ベッド、トイレに自力で移乗できるか
細かいけど、これ詰めとかないと現場でテンパる。
あと、タクシー乗降、ラブホの構造確認、車椅子の種類(電動か手動か)も伝えておくと吉。
▶ 視覚障害がある場合

- ホテル内の構造を口頭で説明してもらう
- 触覚・嗅覚・聴覚メインのサービスに寄せてもらう
- ジェスチャーや手のサインの代替手段を決めておく
あと、音のある世界を“演出”に使うのもあり。
水音、息遣い、オイルのぬるぬる感…
五感を切り替える設計にすれば、むしろ深く感じられる空間ができる。
▶ 聴覚障害がある場合

- 筆談?手話?スマホ?どれでやりとりする?
- 緊急時の連絡手段(ブザー、バイブ、光)も準備
むしろ無言の世界の方が、言葉に邪魔されない時間になることもある。
じゃあ実際どうなの?女風セラピストの声

一部の女風セラピストの間では、障害者対応についてこんな声がある。
- 「健常者よりも信頼ベースが大事だと痛感した」
- 「正解がないぶん、感覚的な反応の強さに驚いた」
- 「マニュアルが通用しないから、セラピストの力量が試される」
こういう現場の声って、外には出てこない。
でも裏では「受けたいけど、どうやって対応すればいいかわからない」ってセラピストも多い。
つまり、ニーズもあるし、やりたい側もいる。ただ“情報”と“仕組み”が足りてないだけ。
法的グレーゾーン?ここも冷静にさばく

介護福祉士じゃないセラピストが“介護っぽい行為”をしたら、介護保険法に抵触する可能性はある。
たとえば、
- シャワー介助
- ベッド移乗の手伝い
- 衣服の着脱サポート
これ、実は全部グレーゾーン。
だから、サービス側もユーザー側も「できること/できないこと」の線引きを明確にしとく必要がある。
口約束じゃなく、紙に書いて確認しといて。
で、もしどうしても必要な補助があるなら、介護者を同伴するっていう選択肢もある。
セラピストは“介助職”じゃないんだから、その線はお互い守ろうね。
デートコースとホテルコース:どっちが向いてる?
▶ デートコース:社会性のリハビリでもある

- 人前で手を繋ぐって、実は結構ハードル高い
- 外食や散歩で異性と会話する練習になる
- 二人きりの空間じゃないぶん、安心感がある
ちょっとした触れあいや、距離感の確認。
その全部が「ふつう」を取り戻すリハビリ。
▶ ホテルコース:触れることで取り戻せる“私”

- 性感マッサージでの身体再構築
- 自分が“感じてもいい存在”だと思える経験
- 触覚、温度、ぬくもり…全部が「生きてる実感」
身体に障害があると、「ここは死んだ部分」って思いがちだけど、ちょっとした温かい手のひらで、それは上書きできる。
バリアフリーな“性”を求めるなら

今の日本の風俗産業、バリアフリー対応してる店は正直ほとんどない。
そもそも建物構造が古い、車椅子スペースがない、スタッフが知識不足…
だったら、どうするか。
- 障害者対応のガイドラインを作る
- セラピストに簡単な研修機会を設ける
- ユーザーが安心して要望を伝えられるフォームを用意する
ここまでやれば、いわゆる「障害者向け専門店」なんて作らなくても、今あるリソースで応用できる。
結論:性は「特別」じゃない。「当たり前」にしていい。

障害があるからって、性を諦める必要なんてない。
ただ、諦めさせられてきただけ。
- 見ないふりされてきただけ
- 話題にすることを許されなかっただけ
- 選択肢から最初から除外されてきただけ
でも、今なら変えられる。
声を上げる人も、受け止める人も増えてきた。
じゃあ、次は“動く”番だよね。
- 問い合わせてみる
- 情報を集めてみる
- 一歩踏み出してみる
セラピストも、受け手も。
性の在り方を、もっと自由に、もっと優しく。
…はい、終了。
同情も美談もいらない。
必要なのは、冷静な視点と現実的な選択肢。
「障害があるからって、女風はムリ」っていう刷り込み、そろそろ終わらせよっか。




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