


今回はマルチプルオーガズム、いわゆる「連続イキ」について深掘りしていきます。
セックス研究で著名なジェシカ・オライリー博士の定義をもとに執筆していきます。
博士曰く、そもそもマルチプルオーガズムの定義ですが、1回の性行為にて2回以上イク事を言います。
どちらも定義としては「連続イキ」に該当します。
マルチプルオーガズムに関する研究論文を引用しつつ解説していきます。

東雲いろはフィンランドにて行われた「女性の性的オーガズムの決定要因」についての研究をご紹介します。
出典:Determinants of female sexual orgasms
フィンランドのヘルシンキにある人口研究所に所属する研究教授のオスモ・コントゥラ(博士)と研究者のアンネリ・ミエッティネン(社会科学修士)によって行われました。
この研究は、オーガズムに関する神経生理学的、心理学的、そして進化的視点を扱った特集号の一部として公開されました。
性的な喜びを求めることは、性的な行動をする一番の理由です。
しかし、女性にとっては、性的な満足やオーガズム(絶頂)を得るのが難しい場合があります。
など、様々な要素がどのように関係しているかをリサーチしました。


フィンランドで、ランダムに選ばれた人々を対象に、性に関する5回の調査が行われました。
これらは、さまざまな年代の人たちを対象にしたもので、1971年から2015年までの期間に行われました。
また、2015年には、インターネットを通じて18歳から70歳の女性2,049人から別のデータを集めました。
細かい調査内容は長文なので、興味のある方はコチラのプルダウンから確認できます。
回答者は、1971年の18歳から54歳
(N=2,152)、1992年の18歳から74歳
(N=2,250)、1999年の18歳から81歳
(N=1,496)、2007年の18歳から74歳
(N=2,590)、2015年の18歳から79歳
(N=2,150)の総人口を代表しています。
これらの調査には合計で10,637人の回答者がおり、そのうち4,482人が男性、6,155人が女性です。
これらの性に関する調査の基本的な目的は、さまざまな性的問題に関する傾向を追跡することでした。
回答率は、
1971年が91%
1992年が76%
1999年が46%
2007年が43%
2015年が36%
でした。
1971年と1992年の回答率が高かったのは、回答者の自宅で面と向かってインタビューを行ったからです。
1999年、2007年、2015年のデータ収集は、コストが低いために郵送調査として統計フィンランドによって実施され、回答率が低下しました。
1999年と2007年の調査の低回答率の影響は、特定の誕生年群の人々が自分の若い頃に関する同じ質問にどのように答えたかを分析することで評価されました。
1992年のデータと比較して、後のデータの代表性と比較可能性は、55歳以上の男性回答者を除いてかなり良好でした。
後の1999年と2007年の調査結果は、以前の同様の男性回答者群に比べて、55歳以上の男性の性活動を若干過小評価していました(性的な開始がやや遅く、一生の間に性的にやや一夫一婦制であった)。
女性の中には、同様の選択バイアスが見つからなかった。1999年から2015年までのデータは、回答バイアスを修正するために加重されました。
2015年5月には、国のインターネット参加者プール(50,000人の回答者を含む)を通じて、18歳から70歳の女性2,049人を対象とした別のデータセット(ORGSEX)が収集されました。
性的快楽とオーガズムはこの調査の中心的な測定項目でした。調査はTaloustutkimus Oyによるコンピュータ支援ウェブインタビューで実施されました。データは、フィンランドの全人口を代表するように加重されました。
FINSEXの質問票には100以上の質問が含まれており、その例は以下の通りです。
・自慰を通じて初めてオーガズムに達したのは何歳ですか?
・性行為中に初めてオーガズムを経験したのは何歳ですか?
・通常、性行為中にオーガズムを感じますか?
・最近の性行為中にオーガズムを感じましたか?
・2回以上のオーガズムを含む。 性行為中に通常どのような活動でオーガズムを感じますか?
・オーラルセックスで刺激されるときにオーガズムを感じますか?
・どの性的な体位で最も簡単にオーガズムを感じますか?
・オーガズムを感じるのに最も助けになるのは何ですか?
・愛撫中にオーガズムを感じないことを妨げる問題は何ですか?
・パートナーにオーガズムを提供することの重要性を愛撫中にどの程度考えますか?
・愛撫を強く楽しむ方法とオーガズムを経験する方法をどのように学びましたか?
| 項目 | 1999年 | 2015年 |
|---|---|---|
| ほとんどオーガズムを得る | 56% | 46% |
| いつもオーガズムを得る | – | 6% |
| 半分の確率でオーガズムを得る | – | 16% |
| かなりまれにしかオーガズムを得ない | – | 38% |
| 性行為からオーガズムを得たことがない(全体) | 4-7% | 9% |
| 性行為からオーガズムを得たことがない(35歳未満) | – | 14% |
| 愛撫で通常オーガズムを得る18-24歳の女性 | – | 38% |
| 最後の性行為でオーガズムを得た女性 | – | 54% |
| 最後の性行為でオーガズムを得たかわからない女性 | – | 6% |
性行為時に常にまたはほぼ常にオーガズムを感じる女性は46%に過ぎず、常にオーガズムを感じると答えた女性はわずか6%でした。
1999年から2015年の16年間で、性交時にオーガズムを感じる女性の割合は56%から46%に大幅に低下しました。
この低下は、若年層と中年層の女性の間で明らかでした。
性交時に一度もオーガズムを感じたことがないと報告した女性が9%おり、これは過去の調査で4~7%だった割合を上回っています。
特に、35歳未満の若い女性の14%が性交時に一度もオーガズムを感じたことがないことがわかりました。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 自慰での初オーガズム経験年齢の減少傾向 | 35歳未満の女性の半数が15歳以前に自慰で初オーガズムを経験。自慰による初オーガズムの年齢が着実に減少。 |
| 自慰による初オーガズムの平均年齢の減少 | 若い女性の初オーガズム経験年齢が3.5歳減少。 |
| 自慰の頻度の増加と性交時のオーガズムの楽しさ | 女性は時間とともに自慰の頻度を増やしている。性交によるオーガズムは、一人での自慰中のオーガズムよりも楽しいとされる。 |
| 性交時の初オーガズムの経験と初性交の年齢とのギャップ | 女性が平均して初めて性交を経験する年齢は17歳。18歳未満で性交時に初オーガズムを経験した女性は3分の1。性交で初オーガズムを20歳を過ぎてからしか経験していない女性が40〜50%。 |
この表からは、自慰を通じての初オーガズムの経験年齢が若い世代ほど低くなっている傾向が見られ、また女性が自慰の頻度を増やしているにも関わらず、性交時にオーガズムを感じることには年齢や経験による大きな差が存在することがわかります。
特に性交での初オーガズムを経験するまでに時間がかかる女性が多いことが明らかになりました。
女性が一人で性的な満足を得る行為を増やしたり、人生で異なるパートナーと経験を積んだりしても、マルチオーガズムをより頻繁に感じるわけではありませんでした。
つまり経験値と連続イキに相関はありませんでした。
より頻繁にオーガズムを感じる秘訣は、心の状態や人間関係にありました。
女性は自分のオーガズムよりもパートナーのオーガズムを大切に思うことが多かったそうです。
集中力やお互いに性的な関心を示すこと、パートナーの上手な技術も、良い影響を与えました。心が通っていて、性についてオープンに話し合い、お互いを尊重する関係は、オーガズムを感じやすくしました。
オーガズム、つまり性的な連続した絶頂を感じることは、楽しく健康的な性生活のしるしであり、人が満足しているかどうかを示す手がかりにもなります。
女性がオーガズムを感じやすくするための秘訣を理解することは、性生活の質を向上させる上でとても重要です。
しかし、性行為の際にオーガズムを感じるのは男性の方がずっと多いという結果があります。
性行為でほぼいつもオーガズムを感じる男性が90%以上いるのに対して、女性はその半分程度です。
この違いは、女性のオーガズムについてより深く理解し、注目を集めることの必要性を示しています。
研究では、女性のオーガズムは約20~35秒続くとされています。
また、オーガズムや性器の刺激は、ストレスを和らげる効果もあります。
面白いことに、性交中にオーガズムを感じる能力には、遺伝が関係している部分もあるそうです。
つまり、オーガズムをどれだけ感じやすいかは、
オーガズムについては、それを怖がる人もいれば、最高に楽しいと感じる人もいます。
過去の研究や調査からは、性行為や自慰行為におけるオーガズムの感じ方には個人差があること、そしてオーガズムが性的な満足に大きく寄与することが明らかになっています。





連続イキ(マルチプルオーガズム)を体験する方法について、ジェシカ博士は以下の様に述べています。
リラックスすることは、絶頂を体験するための第一歩です。
リラックスした状態では、心も体も解放され、オーガズムを迎えるためのエネルギーが増します。
疲れやストレスや不安が溜まっていると、そのエネルギーが削がれ、快感を得にくくなってしまいます。
そのため、快適な環境を整え、心身ともにリラックスすることが、深い満足への鍵となるのです。
快感を追求する際には、心の準備も欠かせません。
「がんばってセックスでイこう」という考えよりも、「快感を高める方法を楽しもう」という気持ちで臨むことで、身体はより自然に反応し、多くの快感を得られるようになります。
パートナーとのコミュニケーションが重要になります。
話し合うことで、互いの期待に合った経験を創り出せます。
OK/NG/したいこと/して欲しい事リストの作成は、安心して新しいことに挑戦する土台を作ります。


骨盤底筋のトレーニングは、オーガズムの質と持続性を高めるために非常に有効です。
この筋肉が強いほど、性的快感を感じやすくなり、オーガズムを何度も経験することが可能になります。
また、男性パートナーもこのトレーニングを行うことで、性的な快感が増し、パートナーとの性的な満足度を高めることができます。
興奮を段階的に高めることは、複数のオーガズムを体験するためのカギとなります。
いきなり最高の興奮に達してしまうと、体は早くピークに達してしまいますが、ゆっくりと興奮を高めていくことで、より長い時間、快感を楽しむことができます。
興奮をコントロールする技術を磨く必要があります。
新しいプレイや刺激に挑戦することで、オーガズムを引き出すことができ、性的な快感の幅を広げることができます。
これは、性的な経験を新鮮に保ち、パートナーとの関係を深める素晴らしい方法です。
異なる神経経路を刺激することで異なるタイプのオーガズムが生まれるので、複数の神経経路をいじってみると良いそうです。
例えば、いつも仰向けでしているなら、椅子に座ってみたり、ベッド以外の場所で立ってしてみたりとチャレンジしてみるといい感じです。
呼吸法をマスターすることは、深いリラクゼーションと性的快感の増幅につながります。
興奮が高まると自然と呼吸は速く浅くなりがちですが、意識してゆっくりと深い呼吸を行うことで、感覚を研ぎ澄ませ、快感をより深く、長く感じることができます。
この技術は、オーガズムの際にも役立ち、快感の波を長く、より強く感じるための鍵となります。
鼻から吸って口から吐くタイプのゆっくりとした呼吸を続けると、さらに感覚を高めることができるようです。


体位や使用する道具を変えることで、性的な経験は無限に広がります。
オーガズム後の感覚をリフレッシュし、次の快感へと導くために、ポジションを変更することが有効です。
また、アダルトグッズを使うことで、新たな感覚を探求し、快感の多様性を体験することができます。
このような細かい変更は、オーガズムを何度も体験するための重要な要素となります。





骨盤底筋は、私たちの身体にとって非常に重要な役割を果たしています。
それは、骨盤の底部に位置する筋肉群が、
などの重要な臓器を支えているからです。
これらの筋肉が弱ると、尿漏れや臓器の下垂など、さまざまな問題が生じる可能性があります。
そのため、骨盤底筋を鍛えることは、これらの問題を予防し、健康を維持する上で非常に重要です。
骨盤底筋トレーニングを行うには、まず骨盤底筋に意識を集中させることが必要です。
膣を引き上げるようにして力を入れることで、これらの筋肉を効果的に鍛えることができます。
トレーニングは、4秒間筋肉を締めることから始め、徐々に時間を延ばして10秒間維持することを目標にします。
この運動を1日3セット、10〜20回行うことが推奨されています。
なかやまきんに君や長友佑都さんの参考動画を添付しますが、マッチョを目指すのではなく、解説がわかりやすいため参考動画として添付しています。
スクワットは、骨盤底筋だけでなく、下半身全体を鍛えることができる効果的な運動です。
足を肩幅に開き、腹筋と骨盤底筋に力を入れながら、背筋を伸ばして腰を下ろします。
この動作を繰り返すことで、骨盤底筋を含む下半身の筋肉を強化できます。
バードドッグは、バランスとコアの強化に効果的な運動です。
四つん這いの状態から始め、反対の手足を床と平行になるように持ち上げ、5秒間キープします。
この運動は、骨盤底筋に加え、背中と腹部の筋肉を同時に鍛えることができます。
スイッチトレーニングは、骨盤底筋を締めたり緩めたりすることを繰り返すことで、筋肉のコントロールを高める運動です。
長時間パターンと短時間パターンがあり、自分のレベルや好みに合わせて選択できます。
などでYou Tube検索をするとたくさん出てきます。
お好みの時間のトレーニングを習慣化してみましょう。
このトレーニングにより、骨盤底筋の柔軟性と強度が向上します。





続いて、2022年に公開されたローザンヌ大学心理学部による研究をご紹介します。
出典:Identifying the strongest self-report predictors of sexual satisfaction using machine learning
好きな人とする気持ちの良いセックスが「満足度が高い」のは言わずもがなですが、ところで「満足度」とは何なのか?
これを調べた研究です。性的満足を予測するための、
これらが満足度に関係しているとしています。
この研究の特徴的なところは、性的満足を予測する上で最も強い、そして最も弱い予測因子を、最新の機械学習技術を用いて特定することです。


機械学習とは、コンピューターにデータから学ぶ方法を教える技術です。人間が直接プログラムに命令を書かなくても、コンピューターが自分でパターンを見つけたり、判断したり、予測したりできるようになります。
例えば、たくさんの犬と猫の写真をコンピューターに見せて、「これは犬だよ」「これは猫だよ」と教えることで、コンピューターは新しい写真が犬か猫かを自分で判断できるようになります。
この研究では、合計N=1846人(このうち377組はカップル754人)の性的満足度を予測しました。
研究の結果、性的満足度は関係変数(関係の満足度、関係における性の重要性、ロマンチックな愛、二人の欲望)が性的満足度に最も多くの変動を説明していることが示されました。
つまり、性行為以前に人として尊敬できるか否か?が最重要だと言うことがわかりました。



先程のフィンランドの研究でもあったように、経験人数や回数ではなく、人間関係が最重要だとこの研究でも証明されています。
性的満足度は、「個人の性的関係に関連する肯定的及び否定的な側面の主観的評価から生じる感情的な反応」と定義されています。
↑これだととても分かりづらいですが、つまり
たとえば、あなたが恋人と過ごす時間がとても楽しいと感じたら、それは「肯定的な側面」です。
それによって、幸せや満足といったポジティブな気持ちを感じます。
逆に、何か問題があって悩んでいるときは、「否定的な側面」になります。
そういう時は、悲しいや不安といったネガティブな気持ちになることがあります。
この定義は、恋愛や性の関係で良いことがあれば嬉しくなり、悪いことがあれば悲しくなるという、人の感情の変化について説明しています。


ここまでの情報をもとに、女性用風俗で最高の快感を得るためには以下の内容が必要です。
どちらが一方ではなく、お互いの歩み寄りによって性的満足度が高まります。